専門外来

専門外来は完全予約制です。
今までの治療経過を把握するために、基本的には紹介状を持参していただきます。

ペインクリニック外来について

痛みは様々な原因によって引き起こされ、日常生活に少なからず影響を及ぼします。
痛みの治療は、人によって目標が変わります。もちろん、完全に無痛となり痛みから開放されることが最良ではありますが、全ての人がそのようになれるわけではありません。
従って、日常生活の質の向上や痛みとの上手な付き合い方を目標にすることもあります。

対象疾患

神経痛:帯状疱疹、腰椎ヘルニア、脳卒中後の痛み、複合性局所疼痛症候群など
筋筋膜性疼痛:肩こり、腰痛など
癌性疼痛:癌の痛み、抗がん剤の神経障害、放射治療後の痛み
その他:下肢血行障害、手術後の持続する痛み

治療法

薬物療法:抗うつ薬、抗てんかん薬、漢方薬など
トリガーポイントブロック:痛みのある部位に注射をします
筋膜リリース
神経ブロック:エコーで観察しながら神経の近くに局所麻酔薬を投与します
キセノン治療:光をあてて組織の血流を良くして痛みを緩和します
鍼治療:経絡(気の通り道)の経穴(つぼ)に鍼を刺し痛みを緩和します
つぼシール(鍼を刺さず皮膚に接触するだけ)の治療もあります

漢方外来について

東洋医学(漢方)は、診断、治療に関して西洋医学とは全く異なる考え方をします。
体と心を一つのものと捉え(心身一如)、人間も自然の一部であるという考え方に基づいて、
患者さんの病気に対する反応を見極め、その人にあった漢方薬を選びます。これを「証(しょう)を立てる」といいます。

診察の流れ

問診表:漢方外来専用の問診票がありますので来院してからご記入をお願いします
問診:日常のこと、便通、尿、睡眠、性周期など様々なことを聞く必要があります
脈診:脈の浮き沈み、強さ等をみます
舌診:舌の形、色、苔の様子などをみます
腹診:お腹をさわって、腹力、痛み、不快感などを診察します
その他、足のむくみ、冷え、汗のかき具合なども診ます

対象疾患

花粉症、生理痛、食欲不振、めまい、耳鳴り、神経痛など

注意事項

不妊治療の漢方はやっておりません
発熱のある方は予めご連絡ください
妊娠中の方は予めご相談ください

睡眠時無呼吸症候群の治療について

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何度も呼吸が止まった状態(無呼吸)が繰り返されることで、自律神経系の異常と睡眠障害を引き起こす疾患です。大きないびきをかく人や、睡眠中に息がとまっていると言われたことのある人は要注意です。
睡眠時無呼吸症候群は日中の眠気や倦怠感だけでなく、腎臓病、糖尿病、高血圧、心筋梗塞、脳卒中など命に関わる疾患の原因になることがわかっています。当院では、オンライン診療の導入を行い、自宅にいながら問診から検査、治療まで完結できる環境を整えています。